5月の金・プラチナ相場。
仏大統領選、トランプ大統領の政局先行き不安、
ロシアへの機密情報漏洩疑惑、
北朝鮮によるミサイル発射問題等々により
相場は上昇、下落を繰り返しましたが
結局は
金は小売価格 ¥4,800~\4,900、
プラチナは小売価格 ¥3,700~¥3,800
に落ちついています。
今後も大きな値動きはなく
このまま安定の可能性が高いと思われます。
さて。
ジュエリー品を売却されるお客様と
ジュエリーリフォームのお話をする機会が増えているのですが
「娘や孫に譲りたくても欲しがらなくて・・・」
と嘆かれる事が多くなりました。
お客様は60代後半から80代の方々です。
お嬢様は30代から40代、
お孫さんは20代前半のようです。
「お母さんが着けていたルビーのネックレスいる?」
の問いかけに
デザインを見て
ほとんどの答えが
「いらない・・・」なのかもしれません。
しかし、
「このルビーのネックレスね、
あなたが産まれた時に
お父さんがプレゼントしてくれた物なのよ。
ルビーは女性の魔除けのお守りなんだって。
あなた使わない?」
もしくは
「この真珠のネックレスね、
私が20歳の時におばあちゃんから譲り受けたんだよね。
これからはあなたが使わない?」
など
どんな人生の節目にどんな想いで手にした物なのかを
伝えると、意外に
「それならその宝石を使って
着けたいデザインに変えてもいい?」
と興味を示す方が多いです。
(お母さんの連の真珠ネックレスにはまだ興味ないけど
このネックレスなら欲しい!と外した珠で作ったネックレスです)
(お母さんが所有されていた宝石で作った人気のイヤカフです)
リフォームは
家族が所有・愛用した想いと年数を受け継ぐ事ができます。
まさにプライスレスではないでしょうか。
それは新しいジュエリーを購入する事では手に入らないものです。
お若い方たちは
ジュエリーの歴史と文化を知らないだけです。
お家にあるジュエリーのストーリーを知らないだけなんです。
皆さん、優しい気持ちをお持ちです。
ちゃんとお伝えさえすれば
受け継いでくれる可能性はありますよ。