長野店スタッフブログ

連れ添う結婚指輪

本日ご紹介させていただくのは、心が温まったお話をさせてください。

先日のこと。お若いお嬢様とお母様のご来店。

 お持ちいただいたのは、お母様が何十年前にお父様と一緒に選んだ

 ゴールドのご結婚指輪です。

 s-Befor (5)

 永い間それぞれの左手薬指に着けていたことが見てわかります。

 たくさんのキズが語っていました。

働くお父さんの大きな指輪です。大切な家族を守るための手は、きっと大きくて温かい

そんな誇らしい方だと思います。

物語るかのように手のひら側に無数のキズがありました。

支えたお母さんの指輪。手の平側だけではありません。手の甲側にも無数のキズがあり、

家族のためにおいしいお料理を作って、お日様の匂いの洗濯をして、

みんなが帰るお家をキレイにして、片時も離さず着けていたのでしょう。

二つの指輪にはそれぞれのキズからキズナが見えました。

そんな大切なご結婚指輪です。

お父様が他界されてから、しばらく大切に閉まっていました。

ご主人の身をいつも守っていたものですから、お母様は身につけたいと・・・

でもどうしたらよいかとご来店いただいたのがご縁です。

二つの指輪のサイズは違います。

ネックレスにして着ける?・・・着け慣れないと。

素材をいかしてデザインを変える?いやいや。カタチが変わるのは・・・。

ならば、サイズを直して重ね着け?・・・違います・・・。

そうだ!!

サイズが違うなら、二つ重ねて着けましょう!!

永い間一緒に連れ添ったご夫婦。ご結婚指輪も同じく二つで一つです。

お父様が着けていたサイズをそのままにして、

重なりあった二つのご結婚指輪がこちらです。

 s-after (4)

お嬢様も、お母様もにっこり笑顔をいただきました。

本当にありがとうございます。

わたくしも素敵なお時間いただきましてありがとうございます。

ご結婚指輪には、皆様の物語があることお聴きしたいです。

永い間、ご夫婦を支えあう寄り添うご結婚指輪をお探ししましょうね。

長野店  後藤